おうち英語.comの管理人 みやびです。
今回は、英語も大切だけど日本語も大切!
英語で子育ても大事だけど、日本人として、母語を育てることも大事にしたい!
小さな子どもの日本語を、スムーズに育てるにはどうしたらよいのか?という問いに、とても参考になる本と、日本語を育てるために、具体的に私がやってみて良かったことについて書いてみたいと思います。
まず最初に…
☆日本語にも英語にも応用できる!子どもの言語能力を育てるベビー・トークプログラムの解説書

こちらは『0〜4歳 わが子の発達に合わせた1日30分「語りかけ」育児』著者 : サリー・ウォード 監修 : 汐見稔幸(小学館)
こちらはイギリスの言語治療士の第一人者、サリー・ウォードさんが書かれた本です。
またこの本の監修は、汐見稔幸先生。NHKのEテレ「すくすく子育て」でもおなじみの先生です。
この本の中には、0歳から4歳の子どもの成長について、ほんと〜〜〜に大切なことが、ぎっしりと書かれています。
子どもの遊びや親の関わり方、おもちゃや絵本の選び方まで、ここまでわかりやすく、子どもの月齢別に書かれている本は、なかなか無いと思います。
そして、この本の中で特に、言語の発達に関して、一貫している大切なこと。
それは言葉に関して『教え込みをしない』こと。
この言葉に関して『教え込みをしない』ということについて、意外な印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
英語で子育て、おうち英語をしている!と聞くと、自宅で英語を教え込んでいる!という印象を持たせるかもしれません。けれど、これは本当に違うのです。
自宅で、英語で子育て、おうち英語を行うということは、自宅で英語を『教え込む』のでは無く、子どもが『英語に触れる』、子どもが『英語に楽しく触れる』。
この子どもが英語に『触れる』ことを、淡々と親がサポートする。というイメージです。
子どもって、親の威圧感にとても敏感なので、多分、親が『英語を教え込むぞ‼︎』という雰囲気をかもし出した瞬間、子どもは英語を嫌がると思います。
例えば英語の動画を子どもが楽しく見る。子どもが好みそうな英語のDVDや教材を探して、子どもが見たい・やってみたいと言う。
または子どもが遊んでいる時に、ただ英語のCDが流れている。英語のDVDが流れている。親が淡々と英語の絵本を選び、読み聞かせをする…というのが、子どもが英語に『触れる』ということ。
それに対して、親が子どもに英語教材のDVDを見せよう!とする。この英語のDVDを見なさい!ともっていくのが『教え込み』…(かつて私はコレで失敗しました…)
この違いは本当にちょっとした違いなのですが、子どもが英語を継続するかしないかは、この点にも影響を受けるのではないかなと思うほど、大事なことだと思います。
上記の本の案内からだいぶずれてしまいましたが、上記の本の中では、言葉を教え込むのではなく、年齢に応じた『語りかけ』が大切。とされています。
そして、子どもに言葉をまねさせたり、言葉を言わせたりは決してしない。また言葉を話すようにと子どもに圧力をかけない。親は話しかけに徹すること。
そして子どもと、1日30分ゆっくり向かいあって、親子で言葉のコミュニケーションをする。
そのような親子のコミュニケーションによって、子どもは、温かい親子の関係の中で、本当に大事にされていると感じ取り、子どもが自己肯定感を十分に持つことで、子どもが健やかに育ち、またどんどん言葉も身につけていき、知能をも発達させる。というメソッドです。
このメソッドは、1日30分、忙しいお仕事を持つお母さんにもできる方法だと思うので、おすすめです!
そして次は…
☆私が実際に娘の日本語を育てるのにやってみて良かったことあれこれ(日本人に大切な漢字についても)
そして私が、娘が乳幼児期に、日本人として大事な日本語を育てるために、やってみて良かった具体的なことは…
はじめに、
①子どもが幼く小さい時から、日本語のDVD・TVを見る時には「日本語字幕」を出して見る。
これは、子どもが4歳・5歳になると、「(字幕が)ジャマだから(字幕を)消して!」と言われる可能性がありますが、子どもが2歳・3歳の時にはとても有効な日本語を育てる方法だと思います。
これは、ひらがなとカタカナが分かるようになるということと、漢字に抵抗がなくなる。というメリットがあります。
小さな子どもでも、漢字を何度も見ていると、漢字をスッと受け入れていくし、読み方を覚えてしまう漢字もあります。
幼稚園や保育園の年長になるころまでに、いろんな形で漢字を見て、慣れて、それから年長の頃に漢字を書き始めると、無理なく、年長の間に小学一年生の漢字くらいまでは、書く練習ができるようになります。(ルビがふってある漢字が読めるようになると、子どもの読書も様々な本を読むことができるようになり、子どもも読書がますます好きになります)
そして次は、ひらがなの書きについて。
私の娘ははじめ、ひらがなのドリルをするのが嫌いでした。
ひらがなのドリルの、「あ」ばかりを書く…「い」ばかりを書く…というのを嫌がりました。
そこで取り入れたのが、あいうえおの書き方の下敷きに、薄い紙のトレーシングペーパーを貼り付けて…
↓こんな風に!

そして、娘が好きな言葉を書く。という方法にしました。
この方法だと、その時に娘が好きな言葉を自由に書けるので、喜んで、ひらがなの練習をするようになりました。
そしてカタカナはわが家では、プリキュア(幼児のアニメ)にとてもお世話になりました。
娘がひらがなが読めるようになった後、カタカナだらけのプリキュアの本で、カタカナにひらがなのルビがふってある本を3冊ほど購入すると、娘は日々、プリキュアの本を読み、カタカナをすっかり覚えてしましました。
恐るべし…プリキュア!
そしてカタカナの書き方については、ひらがなと同様の形で行いました。
またカタカナの書き順もひらがなと同様に、繰り返し練習をしました。
なぜならカタカナの書き順は、漢字を書く時にとても役に立ちます。
例えば、漢字の「空」は、カタカナのウ、ハ、エの書き順が分かれば、すぐに書くことができます。また漢字の「名」は、カタカナのタ、ロの書き順が分かれば、すぐに書けます。
このようにカタカナの書き順は、漢字の書き取りにとても大切です。
☆まとめ : 母語はとても大切!5歳からの英語は、母語が、英語を習得する時に大きな力になります
今は、子どもが英語を習得することに、とても注目が集まっていますが、日本人として日本語を習得することも、とても大切です。
そして、幼児が英語を習得する時に、母語の日本語はとても役に立ちます。とくに4歳・5歳から英語を学び始める場合は、日本語力が、英語の習得をとても助けます。
これからも日本語も英語も、バランスよく育てることを大切にできたらと思います。
